前歯4本の歯肉の炎症を取り除いたオールセラミック症例

27歳/女性
治療前
治療後
治療前
治療後
治療前
治療後
症状・主訴 某美容歯科にて入れたセラミックスの歯を結婚式前に綺麗にしたい。
目安の治療費 12万円×4本=48万円(税別)(処置料別途)
治療期間 6ヶ月程度
治療法 歯肉が押しつぶされて炎症が起きていたので、精密仮歯を入れて調整し、歯肉を健康な状態に導きました。
その後、歯肉との生体親和性が良いオールセラミックスにて治療をしました。
リスク

【1】審美補綴(ほてつ)治療
主に歯が欠けてしまった場合、歯を失った場合に、人工歯を用いて詰め物・被せ物などで歯を補うことです。
・補綴物には、見た目は白くても金属を含むものもあり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。金属アレルギーの方は、治療前に医師にご相談ください。
・補綴治療では歯を削る必要がある場合があります。歯を削る量は、補綴物の素材や治療法により異なります。また、健康な歯を削る必要がある場合もあります。治療前に医師にご確認ください。
・審美補綴では、その種類に応じて治療費が異なり、セラミックやジルコニアなど、保険適用外となる素材もあります。それぞれのメリット・デメリットを確認したうえでお選びください。
・歯の強度・耐久性、噛み合わせなど、悪影響があると判断される場合は、ご希望の補綴物や治療法が適応出来ない場合がありますので、ご了承ください。

※掲載されている症例はすべて、当院で治療を完了した患者さまのものです。症例写真はトリミング(切り抜き)以外の加工等は行っておらず、サイト掲載の許可をいただいたものです。
掲載されている症例はすべて、各患者さま固有の症例に対応したものであり、治療結果を保証するものではありません。

治療の流れについて

初診時

歯の形が四角形になっており、また色もくすんでいます。
歯肉がブヨブヨ膨らんでおり、形も左右対称ではありません。

被せ歯を取り除くと、歯肉は赤くただれています。

歯と歯の間の歯肉が押しつぶされて、慢性的な炎症が起きている状態です。まずは、歯肉を健康な状態に戻すことが必要です。

理想的な歯の形を考える

患者さんに似合う歯の形とかみ合わせを技工士と考えていきます。

精密仮歯を入れる

最終的なものを想定した理想的な形の精密な仮歯を入れて患者さんに確認していただきます。

歯肉を炎症のない健康的な状態にする

拡大鏡で歯を0.1mm単位で削る量・深さを調整しながら削っていきます。
精密な仮歯を綿密に調整していきます。
今回は歯根が微妙にねじれて位置しているので、そのようなことも考慮に入れて行なっていきます。

最終的なオールセラミック セット

何度も調整を重ねて歯肉を炎症のない安定した状態に導いた後、ようやく完成です。

解説

今回の歯肉炎は被せ歯が原因のものでした。なので、精密仮歯を入れ緻密に調整しながら、様々なアプローチを行って健康な歯肉を取り戻しています。
バランスの良い綺麗な4本の歯・健康的な歯肉になって、素敵な笑顔で結婚式を迎えることが出来ました。

歯を削って型を取れば、被せ歯は出来てきます。しかし、それが完全に体の組織と調和して健康的な状態を維持できるかどうかを見極めていくことは、治療のプロセスにおいて非常に重要なことであると考えています。