前歯4本にオールセラミックとラミネートベニア を用いた症例

42歳/女性
治療前
治療後
治療前
治療後
治療前
治療後
症状・主訴 前歯の色がまだらになっているので綺麗にしたい。
目安の治療費 4万円(部分矯正)+36万円(オールセラミック3本)+10万円(ラミネートベニア )
=50万円(税別)(処置料別途)
治療期間 8ヶ月程度
治療法 向かって一番左の歯には部分矯正と歯周外科を用いて歯・歯肉の状態を向上させました。
3本にはオールセラミック、向かって一番右の歯を削る量が最小限になるようにラミネートベニア を用いました。
リスク

【1】審美補綴(ほてつ)治療
主に歯が欠けてしまった場合、歯を失った場合に、人工歯を用いて詰め物・被せ物などで歯を補うことです。
・補綴物には、見た目は白くても金属を含むものもあり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。金属アレルギーの方は、治療前に医師にご相談ください。
・補綴治療では歯を削る必要がある場合があります。歯を削る量は、補綴物の素材や治療法により異なります。また、健康な歯を削る必要がある場合もあります。治療前に医師にご確認ください。
・審美補綴では、その種類に応じて治療費が異なり、セラミックやジルコニアなど、保険適用外となる素材もあります。それぞれのメリット・デメリットを確認したうえでお選びください。
・歯の強度・耐久性、噛み合わせなど、悪影響があると判断される場合は、ご希望の補綴物や治療法が適応出来ない場合がありますので、ご了承ください。

※掲載されている症例はすべて、当院で治療を完了した患者さまのものです。症例写真はトリミング(切り抜き)以外の加工等は行っておらず、サイト掲載の許可をいただいたものです。
掲載されている症例はすべて、各患者さま固有の症例に対応したものであり、治療結果を保証するものではありません。

治療の流れについて

初診時

歯の色がまだらになっていますが、それぞれの歯の状態が異なるので一本ずつ分析します。
歯肉の形も左右対称ではないので、整える必要性があります。

歯肉の形を整形する

歯肉の形を左右対称にするために、部分矯正と歯周外科処置を行なって整えていきます。完全な対称性を得るためには、計算に基づいた部分矯正と非常に繊細な外科処置が求められます。

それぞれの歯の条件に合わせて削る

一本ずつ状態が異なるので、それぞれ削る量・削る深さを0.1mm単位で調整していきます。ここまで慎重に行うことで、技工士が適切なセラミックスの歯を作製できる環境を作り上げていきます。

精密仮歯を入れてリハーサルをする

精密仮歯を細かく調整して装着することにより、全く炎症のない健康的な歯肉が安定することを確認していきます。
歯の形も最終的な理想的なものになるように調整していき、患者さんと形を確認して満足のいく状態に持っていきます。

最終的なオールセラミックとラミネートベニア セット

完全に調整された精密仮歯を元に作製します。
歯の条件がそれぞれ異なるにも関わらず、4本ともバランスのよい形と色調を生み出すことができました。
精密仮歯で歯肉の状態をコントロールしているので、炎症のない良好な状態を長期的に維持できると思われます。

解説

単純に削って被せ歯を入れるだけでは、今回のような結果を出すことは不可能です。
緻密な診査・診断・治療計画があってこそ良好な治療結果が約束されます。

また、当院の特徴として前歯のセラミックス治療の際には必ず精密仮歯を入れて、しっかりと調整して生体の反応を見ていきます。
これにより、被せ歯と周囲組織が無理なく調和することを確認する事ができます。
さらに、患者さんにも完成の歯のイメージを具体的な形で確認していただくことにより、納得して治療を受けて頂けます。

天然の歯のように美しい歯を生み出すことができたので、口元のコンプレックスがなくなり、何も気にすることなく笑えるようになったようです。
前歯を綺麗にすることで、その後の生活がより活動的になり、人生もより豊かなものになった良い症例だと思います。