前歯2本のセラミック治療

52歳/女性
治療前
治療後
治療前
治療後
症状・主訴 前歯の被せ歯の色があってないので、自然な感じにしてほしい。
目安の治療費 12万×2本=24万円(税別)(処置費用別途)
治療期間 2ヶ月間程度
治療法 オールセラミッククラウンによる審美修復
リスク

【1】審美補綴(ほてつ)治療
主に歯が欠けてしまった場合、歯を失った場合に、人工歯を用いて詰め物・被せ物などで歯を補うことです。
・補綴物には、見た目は白くても金属を含むものもあり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。金属アレルギーの方は、治療前に医師にご相談ください。
・補綴治療では歯を削る必要がある場合があります。歯を削る量は、補綴物の素材や治療法により異なります。また、健康な歯を削る必要がある場合もあります。治療前に医師にご確認ください。
・審美補綴では、その種類に応じて治療費が異なり、セラミックやジルコニアなど、保険適用外となる素材もあります。それぞれのメリット・デメリットを確認したうえでお選びください。
・歯の強度・耐久性、噛み合わせなど、悪影響があると判断される場合は、ご希望の補綴物や治療法が適応出来ない場合がありますので、ご了承ください。

※掲載されている症例はすべて、当院で治療を完了した患者さまのものです。症例写真はトリミング(切り抜き)以外の加工等は行っておらず、サイト掲載の許可をいただいたものです。
掲載されている症例はすべて、各患者さま固有の症例に対応したものであり、治療結果を保証するものではありません。

治療の流れについて

初診時

昔の治療でのセラミック治療が行われており、色が周囲の歯と合っていない状況です。
また、歯肉が少し下がって来ており、被せ歯と歯との継ぎ目の形に問題があるとこのような状態になります。

歯を丁寧かつ慎重に削ります

歯と歯肉との間に細い糸を一本入れて境界線を明確にします。その上で拡大眼鏡を使用して0.1mm単位で慎重に歯を削っていきます。
歯肉からどこまでの深さまで削り込むかが、その後の歯肉の退縮に繋がるので非常に重要になって来ます。

精密仮歯を入れる

仮歯なので色はあっていませんが、形を最終的な理想的なものにして超精密に仮歯を入れます。これにより、被せ歯と歯肉との調和をみていきます。
歯肉の炎症がなく安定した状態になるように細かく仮歯を調整していきます。

歯の色を選択する

周囲の歯の色と調和するように、色見本を使って歯の色を写真撮影して技工士に情報を伝えます。
写真だけでは難しい場合は、技工士が立ち会って直接色を見ることもあります。

最終的なオールセラミックの完成

いくつものステップを経て、ようやく完成です。

解説

当院の審美治療は『周囲との調和』を目指しています。
この患者さんの歯は、非常に特徴的な色をしており、通常の保険診療での被せ歯では色の再現が難しいのでオールセラミックでの治療を行いました。
治療後の写真の通り、一見どこを治したのかわからない程の治療結果を生み出すことができるのがセラミックス治療の魅力です。
また、周囲の歯肉にも全く炎症がないように歯の形も精密に調整しているため、長期的に歯肉も安定することが見込まれます。セラミックスの素材の特性として歯肉との相性が良いので、非常に健康的な状態を維持できます。
非常に高いレベルで前歯2本を仕上げることにより、笑う時にも気にならず素敵な笑顔が自然と出るようになりました。